大切なことから忘れて
気付いたら空っぽだった
おしゃれな花瓶に何を飾りましょう
誰にでも愛される様に
当たり障りばかり気にして
濁った水を捨て何時も笑う花を生けた
ありのままで居てくれる君が少し羨ましかった
ごめん こんなの傷付けるだけだし
どうか気付かないでほしいな
いつも通りこんな私の横で
笑っていて おどけていて
大事なのは君の中の私だから
揺らぐことのない言葉を
彷徨うことのない言葉を
君は届けてくれた
この声はただ震えて
掠れた想いを並べて
それはまるで詩のようでした
自分らしくなんて戯言だ
結局人は人の為でしか生きられない
だからずっと怖かったんだ
私でいることがとても怖かったんだ
君が好きだと言ってくれた
この声もこの詩もこの夢も
全部嘘かもしれないよ
君に好かれたいだけの私が
君に嫌われないためだけについた嘘かもしれないんだよ
それでも君に好かれたかったんだ
離れてほしくなかったんだ
ずっとずっと傍にいてほしかったんだ
それだけは本当だよ
それだけが本当の私だよ
そんなこと君に言えるはずがないんだよ
だって、それは私の好きな私だから
私が大切にしたい私だから
誰がそんな自分を愛してくれるの?
君はそんな私でも愛してくれたの?
怖いよ 怖かったんだよ
でも、今ならきっと言える
君に伝えられないことの方が
ずっと痛いんだとわかってしまったから
揺らぐことのない言葉を
彷徨うことのない言葉を
君は届けてくれた
枯れて落ちたいつかの花
この声はまだ震えて
掠れた想いも滲んで
それでも大切な声なんだと
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